Vol.637 妻(夫)に内緒でハプバーに行くときの、嘘のつき方(前編)
妻に内緒で、
別の女性と食事に行ったり、
ホステスさんが付く店に行ったり、
ハプバーに行ったりしたとき、
「今日は得意先の接待で遅くなって…」などと
嘘をついても、なぜか必ずバレてしまいます。
私の「嘘のつき方」に、なにか問題があるのでしょうか?
妻が特別、嘘に対して敏感なのでしょうか?
それとも、嘘をつかねばならない日常生活自体を
改めるべきなのでしょうか?
そんな悩みを、
とある“ハプバー”のカウンター席で
たまたまとなり合わせた
40代の既婚男性テレビ局員さんから
打ち明けられてしまいました。
個人的な意見を述べさせてもらえば…
ぼくは、妻や夫や恋人とのやりとりに、
「多少の嘘」
…を交えて、円満な関係をキープしようと
努めるのはしょうがない、ある種の
「必要悪」
…だと考えます。厳密に言えば、
「顔色がちょっと
優れないけど、大丈夫?」
「そう?
ありがとう!
でも全然平気!!」
…みたいなやりとりも、
もし本当はやや体調が悪いのならば、
れっきとした「嘘」であるからして……。
だけど、当たり前ですが
「バレる嘘」
…をつくのはいただけません。
バレるくらいなら多少のいざこざは覚悟してでも、
つかないほうがマシ!
──つくんだったら
「その“嘘”を最後まで
貫きとおすのが…
墓場まで持っていくのが
相手に対する
せめてものエチケット」
…だとも思います。
夫婦生活や恋人との共同生活において、
パートナーに上手な嘘をつく一番のコツは…
アナタが過ごす
「日常の
グレーゾーンを広げる」
…ことです。
例として、「外泊」を挙げてみましょう。
たとえば、既婚者である
サラリーマンのアナタが
仕事で外泊するケースは
「出張」
「徹夜の残業」
「会社のストライキ」
…ほか、せいぜい年に2〜3回程度
…だったとします。
だとすれば、
「ガールズバーで
盛り上がって
そのままお持ち帰り」
…なんてことになったり、
「愛人と
一泊二日の温泉旅行」
…なんてことになったりしたら、
妻に言い訳するのも一苦労──
しかし、あなたの日常が
「出張や仕事で
外泊するのも茶飯事」
…だとすれば、
「今日も
仕事が終わらなくて…」
…と、電話やLINE一本で事が足りる。
ぼくが言うところの
「グレーゾーン」
…とは、そういうことなんであります。
前出の40代既婚者男性の妻の性格も、
彼が妻に普段どのような接し方をしているのかも
冒頭の「悩みの告白」だけ
からはよくわかりませんが、
ぼくが想像するに、彼の日常生活には、
「まだまだ
グレーゾーンが
少なすぎる」
…のではないでしょうか?
少なすぎるのであれば、人事異動で
他の部署に配属されたタイミングとかで…
とうぶん人事異動の予定がなさそうなら、
たとえ色恋絡みではなくとも、
「一人旅」
…にでも行くなりして、
徐々に外泊の回数を増やしてみては
いかがでしょう?
「外泊が多い
という生活を
常態化する作戦」
…であります。
また、不思議なもので…
外泊の機会が増えれば妻の存在も、
より新鮮に感じて愛おしくなってきます。まさに
「一石二鳥!」
…じゃありませんか!
極端な話、妻に他の女性とラブホテルに
入るところを目撃されたとしても、
「いや、社内では話せない
極秘のミーティングがあって…」
…と、あるいは妻にここ『アグリーアブル』に
入るところを目撃されたとしても、
「いや、取材だから!」
…と、とんちんかんな言い訳が
紛いなりにもまかりとおるようになれば、
もうしめたもの…。
「テレビ局」といった、
いかにも時間が不規則で、
なんでもかんでもが
仕事になりそうな職場で働くアナタなら、
決して不可能じゃないはずです?
次回は、ぼくの友人である脳神経外科の先生にも、
「上手な嘘のつき方」
…について、脳科学や心理学的見地から
お話ししていただきましょう。
(※後編へ続く)