ハプバーで仲睦まじく

イチャイチャしているカップルを見るごとに、

つい「どうせアタシなんか…」と

卑屈になってしまっている自分がいます。

こんな暗い性格の私だから、

いつも誰からも

声をかけてもらえず、

恋人がいなくて、

結婚もできないのかな…？

 

とある“ハプバー”で、

独りぼっちでポツンとカウンター席に座っている

29歳の独身女性美容師・K代さんから、

こんな愚痴を聞きました。

 

たしかに…思い起こせば、

ため息混じりの

 

「どうせアタシなんか…」

 

…といったネガティブなセリフは、

Gジィさんの数多い女友だちの口からも

わりとよく耳にしたりします。

 

そして、もはや

 

「口癖」

 

…とさえなりつつある

この決まり文句をすぐ口にする子たちは、

パッと見こそ地味であったとしても、

よくよく観察してみたら、

かなりの高確率で容姿一つ取っても

（お世辞抜きで！）平均以上──

 

「願わくば真剣な

お付き合いをしたい！」

 

「“ハプバー”の

別室までご一緒したい！」

 

…クラスなハイスペックの持ち主だったりもします。

まさしく、

 

「アナタはまさに

目の前にいる

誰かのことを

忘れてはいませんか？」

 

…と、遠回しな忠告（＝口説き）を

したくなってしまうくらいであり、

実際、冒頭に登場したK代さんにも

そう言ってみたところ、

 

「ふっ…

そんな社交辞令は

いらないですよ…」

 

…と、はにかみながらも、

サラッとかわされてしまいました。

 

ぼくは、こうした彼女らが漏らす

 

「どうせアタシなんか…」

 

…は、裏を返せば、じつに

 

「傲慢な響き」

 

…を含んでいると指摘せざるを得ません。

 

だって、何度だって繰り返しますけど、

 

「いつでもカノジョ募集中！」

「いつでも今宵の相手を急募中！」

 

…な、もってこいの男──

すなわちGジィさんが、

ホラホラ！！　

目の前にいるではありませんか！！！

 

アナタはなんのために

貴重な時間をつぶしてまで、

“ハプバー”に来とるんですかっ!?

 

早い話、理想が高すぎ！　

 

「ハードルを上げすぎ！！」

 

…なんですよ〜！！！　

 

もし、本気でアナタが

 

「どうせアタシなんか…」

 

…という現状を脱却したいのなら…

本気で恋人がほしいなら、

結婚したいのなら…

“ハプバー”でチョメチョメして

にゃんにゃんしたいのなら…

 

「身近に存在する

利害が一致している男と、

とりあえず付き合ってみる、

共に行動してみる」

 

──そんな見切り発車的なスピリッツをもって、

パートナー探しに努めるべきなのではないでしょうか？

とにもかくにも

 

「どうせアタシなんか…」

 

…なる諦観からくる頑なさを取っ払わなければ、

明るい未来は開けません。絶対に！

 

ぼくの友人である脳外科医の先生が、

そんなサッドな女性たちに対して、

こんなアドバイスを贈ってくださいました。

 

我々人間は「すべてが目に見えている」と

思い込みがちですが、じつは

 

「見えている部分と

見えていない部分」

 

…があります。つまり、情報の全部が脳に入ってきている

わけでないので、

 

「自分なんて…」

「意中の男性がいない」

 

…などと嘆いている人は、「見えていない部分」を囲っているブロックをいったん外さないと、あなたと真に相性がいい男性を

見逃してしまう──これを

 

「選択的注意」

 

…と呼びます。「一つの事象に集中し過ぎていると

他の事象が見えなくこと」です。

「ブロックを外す」ための具体的な方法としては、

たとえば、会社勤めの人なら

 

「違う部署の男性に

わざわざ話しかけてみる」

 

──それだけでも視野は十分に広がります。

結果、自分がタイプじゃない男性だったとしても

 

「この人は

どういうヒト

なんだろう？」

 

…と興味を持つことが重要なんです。「自分に興味を持って

もらう」という待ちの姿勢ではなく、

 

「自分から興味を持ってみること」

 

…を習慣づけましょう。

Gジィさんがおっしゃっているとおり、

 

「ハードル」

 

…という概念自体を払拭してみるのも有効です。

 

「アナタにとって

絶対に譲れない部分」

 

…を死守すべきなのは当たり前！　

ただし、それは

 

「親を大事にしない」

「女性を平気で殴る」

「人のお金を盗む」

 

“ハプバー”だったら、

 

「生理的に

受け入れられない

匂いを発している」

 

「前歯がない」

 

「あきらかに

なにかのビョーキを

患っていそう」

 

…とかレベルの話ですね。

だけど、年収とか顔の良し悪しとか身長がどうのこうのは、

正直どうだっていいじゃないですか！

 

さて！　もう一度先生の格言をなぞり、

念を押しておきますけど、

 

「絶対に

譲れない部分を

増やしすぎる」

 

…のはいただけません。最高でも３つ、

できれば２つにとどめておくべきです。

 

婚活だったら、

 

・両親を大事にする

・暴力を振るわない

・ギャンブルをしない

以上！

 

“ハプバー”だったら、

 

・匂わない

・歯がキレイ

・変な湿疹がない

以上！

 

…みたいに、です。

 

一度、あらためて

 

「５つ以上ある

譲れない部分を

３つに…

３つを２つに削ってみる」

 

…といった作業をやってみてはいかがでしょう？　

それをすることによって

 

「アナタの理想」

 

…も、おのずとイイ塩梅に

シェイプアップされていきますから。絶対！

 

【結論】

自分がタイプじゃない

男性に興味を持ちなさい！