Vol.160 好きなカレーランキング?
カレーはぼくの大好物なので、昨日に引き続き今日もまたカレーの話をしちゃいます。
とある大手のリサーチ企業が
「好きなカレー(の味)はなんですか?」
…なるアンケート調査を実施しておりました。けれど、ここで素朴な疑問がひとつ!
はたしてランキングが
成立するほどに
「カレー(の味)」って、
たくさんの種類が
あるのだろうか???
とにもかくにも、まずは、その「TOP10」を以下に紹介すると…。
1位:ビーフカレー
2位:チキンカレー
3位:カツカレー
4位:ポークカレー
5位:キーマカレー/ドライカレー
6位:バターチキンカレー
7位:シーフードカレー
8位:野菜カレー
9位:タイカレー
10位:スープカレー
う〜ん…案の定(?)、10種類並べただけで早くもネタ切れ感は否めません。牛だとか鶏だとか豚だとか野菜だとか魚介だとかカツだとか…と、大半はぶっちゃけ具材がマイナーチェンジしてるだけ?
そして、そこらあたりにもしかすると、カレーがラーメン人気をなかなか超えることができない要因があるのではないか…なんてことも、ふと思ったりしました。
とりあえずは、ぼくがパッと考えつくだけの「ラーメンと比較したうえでのカレーのウィークポイント」を列挙してみましょう。
・バリエが乏しい
※ラーメンだったら10種類程度だとなんぼでも頭に浮かぶが、カレーはご覧のとおり「TOP10」だけでも相当苦しい展開になってきます。
・ラーメンよりも
「美味い・不味い」
の差が付きづらい?
※不味いラーメン屋はけっこうあるが、不味いカレー屋ってえのには(少なくともぼくは)あまり出会ったことがありません。「どこで食ってもカレーはそれなりに美味い」のが逆に「好き・嫌い」の判別を困難にしているのではなかろうか?
・味付けに必ずカレー的な
スパイスを使用しなければならない
※ラーメンは味(や香り)のベースが醤油・塩・味噌・豚骨・鶏白湯…ほかバラエティに富んでいるが、カレーはカレーとなりうるスパイスの使用がマストになってくるため、味の分析がよりマニアックになってくる?
・↑ゆえに、見た目の彩りも
類似してしまう
※カレーはどんなに斬新な味付けをしてもカレー色。トマトカレーのオレンジやタイカレーの白やサグカレーの緑も、しょせんカレー色に別の色を混色したものにすぎない?
・結局のところ、カレーは
ルーでしか差別化ができない
※ラーメンだったら、スープやタレだけじゃなく麺や具材でも差別化を図れるが、カレーは(具材を伴う)ルーでしか抜本的な差別化を図れない。
以上、くれぐれも誤解してほしくはないのですが、ぼくは
「だからラーメンの勝ち!」
…と申しているわけでは決してありません。
あくまでラーメンとカレーの特性のようなものを無機的にそれぞれ指摘しているだけであって、カレーがラーメンに並ぶ、我々日本人にとってのソウルフードであることになんら変わりはないのです。
ああ…こんなこと書いてたら猛烈にカレーが食いたくなってきた! 今日のお昼はカツカレーにしよっと!!