Vol.290 「ミルハラ」の是非
元大阪市長で弁護士の橋下徹さんが、朝の情報バラエティ番組『めざまし8』に出演。近ごろの若い女子がヘソ出しファッションほか、露出度高めの服装で歩いていることに対して、
「見られたいから
(肌を)出している
わけではないのか?」
…と、質問したところ、
「全然違う!」
…と、某ギャルから鬼却下されてしまうという一幕がありました。
この日、実際に街で
「ミル(見る)ハラ」
…をよく受ける…らしい、ギャルモデルのあおちゃんぺなる
ややこしい名前の女子がリモートで番組に出演し、橋下さんが投じた冒頭の素朴な疑問に、
「そう思われる方は多いけど、ファッションは自分が可愛いと思うこと、好きなこと、今なら暑いからというのも単純にある」
「人に見られたいとかじゃなく、自分のためにやってること。こういう服を着ているから見ていいというのは、全然違う話!」
…と、ピシャリ!
「(僕のような)こういう
考えは昭和なんですね」
…と、橋下さんは苦笑い混じりのアダルトなコメントでお茶を濁すしかなかった…ってな感じの経緯(いきさつ)でありました。
さて。なんでもかんでもケツに
「〜ハラ」
…をつけては些細な言動を罪悪扱いしてしまう、ある種の
「無菌室」チックな昨今の閉塞的風潮のなかでもこの「ミルハラ」ってヤツは、もっとも是非の線引きが曖昧かつ困難である、じつにデリケイトで厄介な「ハラスメント」の一つなのではないでしょうか。
ピチピチと弾けんばかりの健康的な肢体を持つ女性が、ヘソを見せたり胸の谷間や太ももや肩や肩甲骨をさらけ出したり…と、
高露出のファッションで街を歩いていたら、男性としてついそこに目が行ってしまうのは、もはや「本能」に近い習性です。
ぼくなんぞは、仮に露出率は低くても顔がタイプな女性や
ピタピタのスパッツやTシャツで
シルエットを強調している女性とすれ違っただけで、もう露骨なほどにその部位(あるいは全体像)を、許されるかぎりガン見してしまいます。
もちろん、盗撮したり尾行したり…と、ほぼ犯罪行為にまで至るような真似は絶対にしません。
しかし、たとえば、電車の正面に座っているそういう女性に目が釘付けになっていたとすれば、ときにキッと睨み返されたり、さりげなく露出部を手で覆われたり、席を変わられたりすることは…稀にあったりする。「許されるかぎり」の度を越してしまったということであります。
なるべく相手に気づかれないようチラ見で済ませる努力はしているつもりなんですけどね…(苦笑)?
前出したギャルモデルの言い分
「人に見られたいとかじゃなく
自分のためにやってること」
…ってえのは理解できる。ただ、いっぽうで
「露出した肌(やシルエット)に
つい目を奪われてしまう」
…という男性の「習性」も、ちょっとは理解してほしい…。
つまり、この「ミルハラ」に関しては…現状だと、男女ともの「節度」と「モラル」にまかせた、阿吽の呼吸(?)で解決するしかないと思うのですが、いかがでしょう?
いっそ、「ガン見警報器」とかが装着された
ウェアラブル眼鏡とかが開発されたら、コッチ側(=男性側)も気がラクなんですけどね(笑)?
あと、最後に! ここ“ハプバー”においては「ミルハラ」なんて概念は一切通用しません。“ハプバー”とは、
「露出度高め=ソノ気」
…というロジックが「常態」となる
スペシャルな異次元空間であることを、あらかじめ認識しておいてください。