Vol.293 「浮気」という不治の病
とある女性向け情報サイトが、
「浮気を繰り返す
男性の心理状態」
…について言及する旨の記事を配信しておりました。
「ありがち」と言えば超ありがちなテーマではあるけれど、まずタイトル冒頭の
「浮気は不治の病です」
…なるキャッチコピーが、じつに秀逸! たしかに、男女問わず浮気癖のあるヒトってえのは、何度痛い目に会ってもまったく懲りずに、また同じパターンの「痛い目」というゴールへとまっしぐらに突き進む…。モノホンの病に伏せり、寝たきりの状態にでもならないかぎり完治が困難な、まさに「不治の病」だと言えましょう
(※寝たきりになっても出会い系サイトやSNSを駆使して浮気に走ろうとさえしちゃうかもしれませんw)。
では、さっそく記事中にあった、その「病の根源」を以下に紹介してみます。
(1)寂しさを埋められない
(※恋人と会えなかったり、妻が子育てで忙しかったりすると「寂しさ」を感じ、一人でいる時間に耐えられず、つい浮気してしまう)
(2)「自分がモテる」と実感したい
(※ナルシストな男性は「女性にモテること」に執着し、つい浮気してしまう)
(3)新たな刺激が欲しい
(※「クルマやスマホをしょっちゅう買い替えてしまうようなヒト」はマンネリを嫌い、つい浮気してしまう)
(4)誘われたら断れない
(※「断ること」によって相手を傷つけたくないという心理から、いつのまにか浮気をしてしまう)
べつだん、気を衒(てら)った着眼ではないものの、
どれもそれなりに核心を突いた、なかなかに鋭い分析だと思いました。
いっそう正確な法則として捉えるならば、おそらく「何度痛い目に会ってもまったく懲りない浮気症」を患うヒトは、
「誰もが(1)と(2)の要素を
大なり小なり兼ね備え、そこから
(3)のタイプか(4)のタイプの
どちらかに分類される」
…って感じなのではないでしょうか。もちろん、既婚だったり正式なパートナーがいたりするのに、ここ“ハプバー”へと足繁く通う
浮気者なアナタも決して例外ではありません。
とくに、(2)の『「自分がモテる」と実感したい』という一種の承認欲求は、「浮気」という病の原動力としては、あながち無視できないシロモノだったりします。
この手のナルシズムに脳内を支配されがちな男性…いや、男女は得てして「モテること」すなわち
「他者を巻き込むこと」
…によって自身の現役感を、より確固たるものとして認識しようとする傾向が強い。そして、そういう男性…いや、男女が加齢を積み重ねると、いずれは
「コレが最後の恋愛だから!」
…といった切迫感に苛まれはじめ、「浮気」と「本気」のデッドラインを無きものとする、一際デンジャラスなゾーンへと突入していく…。
結論として、「浮気」とは──「不治」どころか、むしろ
「悪化」してしまう心底やっかいな「病」だということなのです。
そして、“ハプバー”という対処療法の場を見つけることができた患者さんは、まだマシな部類…なのかもしれません。