Vol.396 真の「オシャレ男子」になるための、たった一つの秘訣
お笑いコンビ『千原兄弟』の千原ジュニアさん(48)が、自身がメインMCを務める、とあるトーク番組に出演し、
「スタイリストさんが
持ってくる衣装」
…について語っておりました。
この日、ゲスト出演していたお笑いコンビ『しずる』の
KAZMAさんが、
「スタイリストが持ってくる
服が気にくわなかったら
どうしますか?」
…と質問。すると、ジュニアさんはこう答えました。
「俺はもう、その感情(=そこでいちいち文句を言う感情)はなくなった。それこそ、ネタと一緒で俺の小さいファッションの脳みそより、そっちで飯食うてはる人が “ええ” って言うてはんねやったら、それでええわって」(と「ファッションのプロが持ってきた衣装ならば、自身の考えている服装が良いはず」との持論を展開)
「(そりゃあ)最初はあったよ。全然、俺の趣味じゃないなってのもあった。けど、その人が “ええ” って言うてるねんから、そうやろって」
(中略)「意外とテレビを通して見たら全然ええって思うかも。向こうもプロでやってはるんやから」
ぼくの友人である某女性編集者さんから、こんな話を聞いたことがあります。
「編集者としていろんな現場を仕切ってきたけど、もっとも裏方のスタッフ泣かせだったのは……ズバリ! ギャルでした」
彼女曰く、なんでも
ギャル
…は、総じて
「自分のファッションやメイクに
頑ななアイデンティティーを
有している」
…のか、とにかくコッチ側の言うことをなかなか聞いてくれない…とのこと。
とくにメイクにいたっては、プロフェッショナルのヘア&メイクさんが施したプロの仕事を絶対に受け入れてくれない。
傾向として、スチール撮影やテレビ収録の際は「テカらないように」「ちょっとでも可愛く(かっこよく)写る(映る)ように」「極力 “素材” の長所を(あくまでカメラのフィルター越しで)最大限引き出すように」…などを加味したうえでプロは作業をするため、傾向としてその仕上がりは…やや物足りない感じの地味めになるもので、それが印刷物やモニターに載ったとき、はじめて
「ちょうどいい塩梅のメイク」
──すなわち完成品となるわけです。
ところが、ギャルは
「鏡に映っている
今の自分が命!」
…ってことで、そんな
プロフェッショナル
ならではの計算
…を全否定し、
また一から自分で
メイクし直してしまう
…なんてケースがままあったんだとか…。もちろん、
すべてのギャルが…ではないんでしょうけど。
そして、結果はバキバキのつけまつげで眼が眠たそうに見えたり、ほっぺたがレフ板よろしく、やたらストロボや照明を反射したり……と、(本人の自覚はない)たいがいが残念な「絵」になってしまう…らしい。
こうしたギャルエピソードや前出の千原ジュニアさんの談話のような「プロとの絡み」にかぎらず、自分の外見を磨く場合は……やはり、
「他人の意見も
積極的に参考にする」
…といった発想が大切なのではないでしょうか。よく、
「カノジョや妻と
一緒に洋服を選ぶ男性のほうが
オシャレさんが多い」
…とは言われますが、たしかに自分では
「えー! コレ…
ボクが着るの?」
…と、イマイチピンときていないのに、カノジョが
「間違いなく似合うから!」
…と、無理やり買わされた洋服のほうが、総じて長く愛用
できている気がしなくもありません。その個人的な確率を
申せば…成人してからの約40年間で、じつに
「90%以上」
…といったところ?
したがって、今日もここ『アグリーアブル』に足繁く通う“ハプバー”マニアな貴男は、(最低でも?)女子とトークすることはできるのだから、ついでに
「今日のボクの
ファッション…
どう思う?」
…と、思い切ってアドバイスを請うてみては
いかがでしょう???