Vol.675 ハプバーとマッチングアプリ(後編) - ハプニングバーagreeable アグリーアブル

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ColumnGジィさんの独り言
 

Vol.675 ハプバーとマッチングアプリ(後編)

Gジィさんの友人である脳外科医の先生

 

「マッチングアプリは

恋愛のプロセスを

最短距離で突き進むことができる

じつに合理的なステムである」

 

…と断言します。

 

どんな相手が来るのか、まったく予想できない「合コン」

と比べ、はるかに合理的なツールである

「マッチングアプリ」に、欧米の人たち

飛びつくのもわかる気がします。いわば、マッチングアプリは、

男女交際における一番面倒臭い

 

「出会い」

 

…の部分が簡略化・カジュアル化されているわけです。たった10年ほど前までは、職場やサークルなどを通じて仲良くなるケースを省くと、男女の出会いは

「ナンパ」のみでしたから。

 

さらに、マッチングアプリだと…

イマドキはいくらメイン写真

 

「ガチガチ加工の

キメショット」

 

…だとしても、少々手間ヒマをかけて、

相手のプライベート写真SNSで検索すれば、

 

素のショット」

 

…がどんどん出てきたりもします。

 

ゆえに、実際の対面をしたとき、

ボール一つ分程度は外れていることはあっても、

 

デッドボール」

 

…まで食らうことは滅多にありません。

 

脳外科医の先生はこう続けます。

 

シェイクスピア

 

「まことの恋をする者は

みな一瞬で恋をする」

 

…といった名言にもあるとおり、

原則として人間の「好き嫌い」

 

「第一印象」

 

…で決まってしまうものなんです。そして、その定理に

極めて忠実なかたちで、最短距離を突き進めるのが

マッチングアプリだと僕は考えています。

 

人間もれっきとした「動物」なので、

 

「種の生存本能」

 

…は少なからず残っているわけです。

 

だから、一目

 

「このヒトを相手に

子孫を残したい!」

 

…という判断を

おのずと本能的に下すようにできています。

 

とくに人間は、そんな

 

「瞬時的判断」

 

…をする部分とは別の脳が発達していますから、

他の動物よりも群を抜いて

 

「表情を読むのが上手」

 

なのだ…と、先生は指摘します。

 

これは社会性を営んできたうえで培ってきた人類ならではの能力──よくよく想像してみてください。

目と鼻の穴が二つで口が一つしかない顔のなかから、ここまで

 

「多種多様な

喜怒哀楽の感情」

 

…を、たとえば口角をたった数ミリ上げただけで表現できる、

それを察知することができるって、すごくないですか?

 

ちなみに余談なのですが…

日本人は目で、欧米人は口元

 

「表情を読む」

 

傾向が強いと聞いたことがあります。

 

なので、欧米人がサングラスをかけても、

あまり怖くは感じないけど、

逆にマスクをして街中を平気で歩く

日本人の文化は…

欧米人にとって不気味に映る…のだそう。

 

「恋愛感情」というのは、脳が

 

「ドーパミン」

 

…を放出する報酬系のシステムに乗っ取っているので、

 

麻薬的な作用」

 

…が生じやすい状態を引き起こします。大脳辺縁系

「感情」を司っている扁桃体が活発に働くため、

「理屈」は後付け──前頭葉による

「納得」の役割しか果たしません。

したがって、マッチングアプリは脳科学的にも

正しい根拠があるツールで、より

 

「一目惚れ」

 

…に特化したシステム──誤解を恐れず言ってしまえば

 

「恋愛の脳科学的機能を

合理的にアプリ化したシステム」

 

…なんです。

 

なるほど! そもそも

人を好きになるときって、だいたいは

 

「後付け」

 

…だったりしますよね?

 

まず「原始的な脳」で好きになってから

後からその理由を考える…。

それを否定するタイプの人パラメーター

いわゆる昔で言うところの

 

「3高」

 

…とかに頼ってしまうのではないでしょうか?

 

実際、データから入っていった恋愛より

 

「一目惚れ」

 

…から始まった恋愛のほうが

案外と長続きしますしね。

 

そう考えたら…薄暗い空間のなか、

ほぼ初見で男女が惹かれ合い

一気に濃密な関係へと至る

 

「ハプバーのシステム」

 

…も、案外と理にかなっている

…のかもしれません???