Vol.760 ハプバーは「デジタルデトックス」には最適な空間である説
スウェーデンの精神科医である
アンデシュ・ハンセンというヒトが
出版した世界的ベストセラー
…レベルで売まくっている(らしい)
『スマホ脳』
…という新書を読みました。
その内容をかいつまんで解説すると──要は
スマホは一日に何百回もドーパミンを放出させてしまう
↓
スマホには人間の注意力を引きつけるすごい威力があるため、ポケットに入れるくらいでは納めることができない(=「集中力を研ぎ澄ますため」にはスマホをマナーモードにしてポケットに仕舞えばいいという単純な話ではない)
↓
「スマホを無視すること」に多くの知能の処理能力を使ってしまう(=何かを無視させるというのは脳にとって能動的な働き)
↓
(現在の)人類が健全に生きていくためには、睡眠を優先し、身体をよく動かし、社会的な関係を作り、適度なストレスに自分を晒す。そして、それらを妨げかねないスマホの使用を制限する。
…みたいな感じのロジックを、
さまざまな実例や先例…研究結果を通じて
一冊の書籍で展開しているわけでありまして…
その上で、
「スマホ(=デジタル)
との距離の置き方」
…として、以下のような
アドバイスをなさっております。
・自分のスマホ使用時間を知る
(まずは使用過多の事実を知り、
その上で使用時間の目標を設定しやすい)
・目覚まし時計と腕時計を買う
(スマホじゃなくてもいい機能は、スマホを使わない)
・毎日1〜2時間はスマホ電源をオフに
(できればプッシュ通知機能もオフに)
・スマホ表示をモノクロにする
(色のない画面のほうがドーパミンの放出量が少なくなる)
・寝室にはなるべくスマホを置かない
(置かねばならないのなら、せめてマナーモードにする)
さて! このアンデシュ・ハンセンさんってヒトの
ロジックが、はたしてどこまで正しいのか…
脳科学の専門家ではないGジィさんとしては、
迂闊なことを申すことはできんのですが…仮に、
「ある程度は正しい!?」
…と、想定するならば──
「ここハプニングバーこそが
スマホ(=デジタル)デトックスには
最適の空間ではないか!」
…と、あらためて
思ってしまったのであります!!
だって、大半の“ハプバー”は…
スマホほかのデバイスを
「入店と同時に
店側が管理する」
…のが一般的じゃないですか!
これは違反行為である
「(店内での)連絡先交換」
…を避けることが目的ではあるのですが…
(※店内での連絡先交換をオープンにしたら、「次からは外で会おうよ」ということになり、ハプバーの顧客定着率が激減──ひいては「ハプニングバー」全体の衰退にもつながっていくから。あと、風俗産業の「店外営業」と同様、トラブルの元にもなりやすい?)
いずれにしろ…結果として…
“ハプバー”の店内にいるかぎり…我々は
「スマホなしの時間を
強いられざるを得ない」
…わけで、だからこそ
「一期一会の出会いの貴重さ」
…をありがたく実感しながら、
「オキニ口説き」
…だとか
「さまざまなハプニングを
目一杯愉しむこと」
…といった原初的な行為に
とことんまで専念できるのではないでしょうか。
逆の見方をすれば、
「スマホ以上に
ドーパミンを放出させてくれる
要素がハプバーにはある!」
…からこそ、
「スマホに気を
取られることもない?」
──したがって、スマホの使用時間が
「10時間」
…とかにまで及んでしまうような、
日々のデジタル社会で、知らぬ間に
「ストレスを
溜めてしまっているヒトたち」
…にこそ…ハプニングバーは、
「極楽浄土な駆け込み寺」
…となり得るのかもしれません。