Vol.14 薄毛が気になり出した貴男へ…(後編) - ハプニングバーagreeable アグリーアブル

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Vol.14 薄毛が気になり出した貴男へ…(後編)

ぼくの経験から語らせていただくと、前編で紹介したヘアスタイルをキープするためのカットサイクルは、できれば3週間に1度くらい。なぜなら、髪の伸びるスピードが、頭頂部より側頭部のほうが早くなるのは薄毛男性にありがちな傾向で、長い期間放っておけばマッシュルームの断片みたいに側頭部のみが厚くなってしまい、オシャレな縦横比が崩れてしまうからです。

「3週間に一度!」──たしかに時間的にも経済的にも、かなりキツいノルマであります。 一番ラクなのはバリカンやカミソリを購入し、自宅でスキンヘッド、もしくは3分刈りレベルの坊主頭にすることでしょう。ぼくも若いころは「ハゲたら丸刈りにすればいいや!」くらい鷹揚にかまえていました。だけど、薄毛が切実になってきたここ数年、つくづく実感しつつあるのですが、少しでも髪が残っている以上、それをばっさり切っちゃうのは「もったいない」って心情が頭をよぎってしまう……。わずかに残った側頭部の髪を懸命に伸ばして、頭頂部へと強引に持っていく“バーコードおじさん”の気持ちもだんだんと理解できるようになってきたわけです(笑)。

だったら、やはり「外でカットしてもらう」しかありませんよね? 同じ頭内で髪を立てたり刈り込んだりしながら、極端な長短バランスをナチュラルに整えるワザは、「プロならでは」の手腕なので。長髪よりも短髪のほうがマメなケアを要するのは覚悟せざるを得ない。そんななか、重要になってくるのは「理容室や美容院の選び方」です。

まず、一つめのポイントは「交通の便のよさ」。頻繁に通っても億劫にならないことが大事。できれば自宅か職場の近所、ないしは職場から自宅への帰り道に行きつけの店を探しましょう。ぼくは「お洒落スポット」って理由だけで、表参道のサロンに通っているのですが、半端に交通の便が悪いため、つい面倒でカットサイクルが3ヵ月に一度くらいになっちゃっているので、今度は自宅の近所にあるサロンにチャレンジしてみます。

二つめのポイントは「店の規模感」。新しいお店にチャレンジするなら、大型店になればなるほど、担当する理容師・美容師の技術レベルにバラつきができるので、なるべく早めにお気に入りの“担当”に出会えるよう、できれば小型・中型店を選んだほうがベターです。有名大型店でカットしている誰もがテクニシャンだとは限りませんから。

3つめのポイントは「理容師・美容師の技術・人柄」。さらに、カットしてくれる理容師・美容師を見て「カッコイイ」と思えないなら、その人を指名するのはやめたほうが無難。また、女性を主要なターゲットにしている美容院は、「刈り込む作業」に馴れていない可能性も高いので要注意。ヘアスタイルだけじゃなく「ヒゲ」や「眉毛」についても具体的な提案をしてくれる理容師・美容師だと、よりベストです。

そして最後、4つめのポイントが「価格帯」。「(できれば)3週間に一度」のノルマゆえ、当然のこと“少しでもやさしい価格帯”のお店を選びたい。近年は理容・美容業界も1000円カット店に対抗するためか、各店とも客あたりの平均単価を下げることがテーマとなっているため、店舗ウェブサイトや美容系ポータルサイトなどを小マメに調べ、粘り強く探すことが、長い目で見て大切になってきます。1000円カット店は一般的に「客回転数が収益性の分かれ目になり、作業が雑」とされていますが、稀に技術レベルが高い理容師・美容師もいるので、一概に「ダメ」とも言えません。

あと、美容院のアシスタント、あるいはスタイリスト(=お店から髪を切ることを許されている美容師)になりたての女子をカノジョにしてしまう…という荒技もなくはありません。「勉強代わり」として3週間に一度どころか毎週のペースでカットしてもらえますよ! ただし、唯一難点なのは、あくまで「勉強代わり」ゆえ失敗の可能性も高く、ある程度相手の提案による実験的でアグレッシブな髪型も受け入れなければなりません。まあ、それはそれで「若さを維持する」ためのプラスポイントとして、作用するのかもしれませんが…?