Vol.113 ハプバーでも見かける? 自称「サバサバ女子」
「サバサバ女子」なる言葉が、にわかちまたで流行りつつあるようです。
では、「サバサバ女子」とは
一体どんな女子のことを言うのでしょう?
とある老舗系女性ファッション誌が運営するネットメディアには、
「物事に必要以上に執着せず、
さっぱりした性格の女性のこと」
…とありました。さらに“注意事項”として、
「『無関心』や『冷たい』と
いうこととは違います」
…とも追記されています。ちなみに、「サバサバ」のおそらく語源であろう「さばけている」の“類語”を調べてみると、前出の「さっぱりした」以外に「あっさりした」「さらりとした」「淡々とした」「ひょうひょうとした」「からっとした」「飾り気のない」…などのワードが並んでおりました。
どれもイマイチ具象性に欠ける、ふわっとした形容ばかりであり、ならば注目すべきなのは、やはり
「物事に必要以上に執着せず」といったくだりになってくるわけですが、ならば「物事に必要以上に執着しない女性」とは、一体どういう女性のことを言うのでしょう?
とりあえず、やり込めばやり込むほど自分への執着が肥大していく「SNS」は「サバ女」には似合わない気がぼくはします。すなわち、誰もが気軽に「自分」を世界に向けて発信できるこのインターネット社会において「サバサバした人」は
「存続するのが困難」となりつつあるのかもしれません。
そもそも、自分のことを「サバサバした性格」と疑いもなく“診断”できる人ってえのは、裏を返せば、相当に「自分への執着=自己愛」が強い「ナルシスト」であって、
「理想の私=サバサバ女子」を懸命に演じる際、前出の某老舗系女性誌が「間違い」と指摘する「無関心」や「冷たさや」を、つい日々の演技へと取り入れてしまいがち…。
“ハプバー”でも、そーいう感じのヒトって、たま〜にいませんか? いますよね(笑)? 「真性」のサバ女なら、夢のような一夜を共にすごせそうですが、「自称」は我々男子とっても、じつにやっかい…な気がします。
「アタシってえ、NGなヒトもプレイも一切ない子だから!」
「フィーリングさえビビッときたら、もうアッという間だし!」
「でも、今日はチョット体調が悪くて…」
…みたいな(笑)?
そんなにも自分に無理を強いるなら、いっそぼくのように
「自分はけっこう根に持つ、
粘着質なネチネチ男子です、
ちなみに前戯もネチネチしています」
…とでも公言しておいたほうが楽チンだと思うのですが…いかがでしょう?