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Vol.115 SM…する?(前編)

vol.20のコラムで、ぼくはこんなことを書きました。

 

今でも飲みの席や合コンとかで「あなたはドS? ドM?」みたいなことを、嬉々として質問してくるヒトがたまに実在するようです。

しかし、そもそもが100%サド、100%マゾなんて人間は、心療内科的な見地からしても完璧に精神異常をきたしており、健常な人間なら必ずサドとマゾ、両方の資質を兼ね備えているもの──サド気質を70%持つ人間はマゾ気質も70%秘めている、サド30%ならマゾも30%、5%なら5%──サドっ気の強い人間はマゾっ気も同じだけ強く、弱ければ同じだけ弱い。スポットをあてるべきなのは「どちらに属するか」じゃなく、S〜M間の「振り幅の大小」だというのが、ぼくの考えです。

ちなみに、ぼくはこれを「SM振り子の法則」と呼んでいます。

 

そして、そんな風に

「安易なるSとMの性的嗜好分類」を散々と否定してきた過去を承知のうえで、今日はあえて皆さんにこう問い直してみましょう。

 

あなたはSM、あるいはSMっぽい

プレイに興味がありますか?  

 

たぶん

 

「興味はなくもないけど、

やってみたいなんて口にしたら

パートナーに引かれちゃいそう」

 

…と、つい躊躇しちゃっているヒトが大半…なのでは?

 

ただ、とある女流AV監督によると、

 

「若い人たちの、とくに女性のSMプレイへの関心は年々確実に高まっています。私どもが制作・販売した、女性に向けてソフトSMを紹介する入門編作品が好評を博していることからも、この風潮が右肩上がりなのは間違いないと思われます」

 

…とのこと。とはいえ、女性ユーザーが望んでいるものは、古くからある正統的なSMの“王道”とされる「亀甲縛り」だとか「バラ鞭or一本鞭」だとか「ローソク」だとか「浣腸」だとか「吊り」だとか「放置プレイ」だとか…の

様式美をも背景とするガチなものではなく、

あくまでソフトに、ライトに、が条件…なのだそう。

 

つまり、正確には「本格的なSMプレイ」ではなく「SMっぽいプレイ」に対する興味が昨今は高まりつつある…ようです。

 

では、「本格的なSM」と「SMっぽい」とを分かつ境界線は、一般論で申せば一体どのあたりに引かれるのか? その線引きの位置を誤りなく把握するという作業は、

 

「普段ではなかなか味わえない

アブノーマルなプレイを体験してみたい」

 

…といった旺盛な好奇心の持ち主であるユーザーが多く集う、ここ“ハプバー”においてもわりと重要だと推測されますので、そこらへんのことは次回じっくりと論じてみることにしましょう。

 

(※次回に続く)