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Vol.139 新幹線派? 飛行機派?

ここ『アグリーアブル』には都内近郊だけではなく、日本全国から紳士淑女の皆さまがわざわざと足を運ぶと聞きます。となれば、関東圏以外に自宅や故郷がある人たちにとって「移動の際、新幹線を使うか飛行機を使うか」は、けっこう重要な問題となってくるのは言うまでもありません。

 

そんななか、お笑いタレントの有吉弘行さんが昨年、とあるラジオ番組で

 

「地元・広島に帰るとき、

交通機関はなにを使うか?」

 

…について語っておりました。

 

ちなみに、有吉さんは「新幹線派」であるらしく、その理由は、かいつまめば以下のようなものでありました。

 

「地元の広島に帰るのも、新幹線って4時間かかるのよ。飛行機なら1時間半くらい。(でも)広島は新幹線で行っちゃうと、到着すれば市内、街の中心部にあるから、そこからホテル行くなり、遊ぶなりすぐできる」

 

「(反して)広島空港はちょっと離れた山の中にある。これまた街に出るってなったら、バスとかタクシーとか…なんにせよ40分から1時間。トータルで考えると、飛行機も新幹線もだいたい同じくらい。(ただ)やっぱり飛行機ってせわしないでしょ? 荷物検査して、何分前に来いって言われて、飛行機乗ったらまだ席倒すなって言われて。いらねえのに、お茶どうですかって聞かれて…」

 

まったくもっておっしゃるとおり…と猛烈に共感しました。ぼくは、プライベートだろうが仕事だろうが、よほど切羽詰まったタイムスケジュールでもないかぎり、あと有効期限間近のマイルが溜まりまくってでもいないかぎり、東は青森、西は広島までなら、つまり行き先が“本州”、海を越えなくて済むならば、極力「新幹線」をチョイスすることにしています。

 

理由は有吉さんとほぼ一緒で、10時間以上の飛行機旅も全然苦にならない“乗り物好き”なぼくとしては

 

「たった1時間ちょっとしか乗れない

飛行機はせわしなくてたまらない」

 

…のです。

 

さらに、たとえば大阪に行くなら、ぼくは新幹線の乗車時間をあえてより長くするため、ささやかな節約も兼ねつつ、缶ビール一本がオマケにつく「ぷらっとこだま」を利用します。

「こだま」に乗車している約4時間中にビールやワインのハーフボトルを飲んだり、たいして美味しくはないけど(笑)なぜかノスタルジックな気分に浸れる「チキン弁当」(※←ケチャップであえたチキンライスと鶏の唐揚げとピクルスのみというシンプルな弁当)を食べたり、集中しないとなかなか頭に入ってこないため、つい読破を避けてしまっていた難解な本を読んだりする至福のひとときが、たまらないのです。 

 

そして、気が向いたら京都駅で降り、お寺巡りとか、お気に入りの喫茶店や蕎麦屋やラーメン屋に寄ってから、美しい小豆色の

阪急電車の特急で大阪へと向かう…じつに贅沢な、まさに「命の洗濯」とも呼べる電車旅ではありませんか!

 

唯一のリスクは、せっかくの「至福のひとときである電車旅」が、しょっぱなからお酒のペースを上げすぎて、ほぼ爆睡で終えてしまうこと──前出のラジオで有吉さんは「年取ってくると、あんまり寝れなくなってきて、新幹線でもあんまり寝られないのよね…」とも漏らしていましたが、来年還暦を迎えるぼくは今でもどこでも瞬殺で熟睡できてしまうタチゆえ、“飲み過ぎ”だけには十分な注意を払いたいものです(笑)。