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Vol.165 バブル時代の流行語

前日のネタ元と同じランキング専門サイトが、

 

『バブル世代が選んだ

「青春の死語」TOP20』

 

…なるタイトルの記事を配信しておりました。

 

ちなみに、「バブル世代」を狭義に解釈すれば、「バブル景気(1986年11月〜1991年2月)による売り手市場時に就職活動を行なって入社した世代」のことを指す…のだそう。

 

つまり、1960年代前半生まれのぼくは、正確には「バブル世代」ではなく、あえて命名するなら「バブル前夜世代」──そして、こうした我々世代は、際どいタイミングでその好景気の恩恵を受けることができず、バブルを謳歌する先輩社会人や後輩社会人もしくは学生たちを露骨な嫉妬と軽い羨望の眼差しで眺めていた

ほろ苦な原体験の持ち主も殊のほか多かったりします。

 

そんなアンニュイな想いを抱きながらバブルのころを

ニヒリスティックに生き長らえてきた「バブル前夜世代」が、当時の流行語のあれこれを、やはりシニカルな眼で“分析”してみると…? 

 

さっそく、その「TOP20」ってヤツをザッと見てみましょう。

 

1位:アッシーくん・メッシーくん

2位:ワンレンボディコン

3位:ナウい

4位:オバタリアン

5位:ハウスマヌカン

6位:3高

7位:チョベリバ・チョベリグ

8位:だっちゅーの

9位:24時間タタカエマスカ

10位:朝シャン

11位:おっはー

12位:〜してちょんまげ

13位:バッチグー

14位:しょうゆ顔・ソース顔

15位:マンモスうれぴー・いただきマンモス

16位:おったまげー

17位:オヤジギャル

18位:マブい

18位:ルンルン

20位:プッツン

 

とりあえず、ほぼすべては網羅していると一応は褒めておきますか(←超上から目線w)。時代的に微妙にズレているワードもいくつか散見されますが、それも良しとしよう(※ただ、「チョベリバ・チョベリグ」が流行ったのは明らかにバブル崩壊後のギャル全盛期時代です)。いずれにせよ、すでにバブルとは無縁な、ここ『アグリーアブル』に足繁く通う若い世代にも、それなりにその死語感を楽しんでいただける手堅いラインナップだと言えます。

 

さて。先述したとおり「バブルを謳歌する輩たちを横目に、アンニュイな想いで眺めていた我々世代」は、原則として(たぶん)これらの「バブル語」の使用を当時は意図的に避けていたフシもありました。また、あるいはそれらをより“カスタムアップ”(?)して使用していた……記憶もあります。たとえば、12位の「〜してちょんまげ」だったら「〜してチョビヒゲ」、3位の「ナウい」だったら

「イマい」といった具合に…です。

 

まあ、あくまでアレンジ語ゆえ「チョビヒゲ」や「イマい」が今回ランク外となってしまったのはしかたありません。だがしかし! 我々「パンピー」からすれば、あのころもっとも忌々しかった、なんでもかんでも逆さまにしてしまう「ギョーカイ用語」が前出のランキングからごっそりと抜け落ちているのが気にかかります。車道に出てタクシーチケットをヒラヒラさせて止めたタクシーに

ワンレンボディコンのギャル(※当時は若い女性のこと全般を「ギャル」と呼んでいた)を乗せたヤンエグ(=「ヤング・エグゼクティブ」の略語)どもが、

 

「これからギロッポン(=六本木)に

シ〜ス〜(=寿司)食いに行くんで、

そこの道をダリヒー(=左)に曲がって、

その次をギ〜ミ〜(=右)なカンジで…」

 

……みたいな風に好んで使っておりました。

 

もしかすると、このランキングのリサーチ対象者側の皆さまも、このあまりに特権的かつ尊大でいやらしい響きがさすがに鼻について、自身の脳内データから削除したかった……のかもしれませんね(笑)?