Vol.188 絶食系男子あるいは女子の攻略法
皆さんは「絶食系男子」というワードを耳にしたことがおありでしょうか?
「絶食系男子」とは、初登場は2006年あたり…との説もある、近年では流行語の域を越えて常用されている「草食系男子」(&「肉食系男子」)がちまたへと流通しはじめたころにぬるっと付け加えられた派生造語で、「草食系」のように「恋愛に奥手」なレベルではなく、「恋愛を完全に拒絶」する男子のことを指します。
そして、この手の男子が確実に増えつつあるさなか、とある恋愛系ネットメディアが、
『「絶食系男子」の特徴と攻略する方法』
…について論じる記事を配信しておりました。とりあえずは、その「特徴」ってヤツを、以下に紹介してみましょう。
(1)そもそも恋愛に興味がない
(=根本的に女性を恋愛対象としていないため、かなり露骨な態度で好意を示しても、それに気づいてくれない、あるいは気づかないフリを決め込む)
(2)男同士でつるむのが好き
(=この場に女子がいたら…なんてことは絶対に考えない)
(3)没頭できる趣味がある
(=好きなことに集中している時間を誰にも邪魔されたくない)
(4)コミュニケーションスキルは高い
(=「絶食系=人付き合いが苦手」という先入観は間違いであるケースが多い。「達者なコミュニケート術によって他人との壁をつくっている」という解釈もできる?)
(5)穏やかな性格
(=視点を変えれば、感情の起伏が少ないため、恋愛に心ときめくことも滅多にない)]
ハイ。一見すれば、ここ“ハプバー”とはもっとも縁遠そうな男子っぽいですな。
ただ、“ハプバー”におけるハントを完全に
「男子とプレイするゲーム」と捉え…もっとハッキリと言ってしまえば「スリリングな性欲発散の場」と割り切るタイプの男子は、じつのところその正体はれっきとした「絶食系男子」であり、そう考えれば、意外とそういう人種は
「“ハプバー”にこそ多い」のかもしれません。
ちなみに、この「(恋愛に対する)絶食化」トレンドは「男子」だけの話ではなく、(「男子」ほどは“急速”じゃなくとも)「女子」のあいだでも間違いなく増加の傾向が見てとれる…というのが、ぼくの心象です。
けっこういますから! 私のまわりにもこーいう女子って。そして、ぼくはそーいう女子に得てして靡(なび)いちゃいがちだったりもします。なぜ、あえて茨の道を…!? いやいやいや、コイツだけはもう“性分”としか表現のしようがないので、どうにもなりません(笑)!
ならば、不幸にも(?)そんな難攻不落の「絶食系」の男子や女子に恋心を抱いてしまい、なんとしてでもお付き合いしたいときは、いかなる作戦を立案すればいいのか?
「絶食系」ってえのは、たとえば肉嫌いのヒトが肉を焼いている匂いだけで嘔吐してしまうような一種の摂食障害みたいなものゆえ、もし仮に「絶食系女子」を落とそうとするなら、つき並みではあるのだけれど、ぼくはとにかく徹底的に恋愛の匂いがしないアプローチをかける努力をします。
具体的には
・相手の趣味に100%迎合する
・通常の女子以上に美味しい
食事・酒にこだわる
・万一泊まりになっても一切手を出さない
もちろんのこと、「長期戦」は覚悟しなければなりません。しかも、その辛抱が将来必ず報われるともかぎらない。「仲のいい男友だち」止まりとなる可能性だって全然あります。
「絶食系」と運命の出会いを果たしてしまったら最後、
「惚れてしまった弱み」と自身を鼓舞しながら敗色の気配が濃厚な戦(いくさ)をただ淡々と続けていくか、
「次行こ次!」
…と大胆な路線変更を決意するしかないのです。
さて。今回、冒頭でピックアップしたコラムをスクロールしていくと…「特徴」だけではなく、その「攻略法」もきちんと3つ、記してありました。
(1)共通の趣味を見つける
(2)短期戦ではなく長期戦で攻める
(3)一緒にいて楽な存在を目指す
うん! 私の解答は「ほぼ正解」!
とどのつまり、極論すれば
「攻略しないのが最善の攻略法」
…ってこと…なんですかね?