Vol.218 セフレについて
唐突ではありますけど、たとえば10年前と比べ、
一般的には「セフレ」と呼ばれる関係性にも
微妙な変化が起きているとぼくは考えます。
より具体的な心象を述べれば、だんだんと
「セフレ」と「異性友だち」
との線引きが曖昧になっている
…のではないでしょうか。
一昔前の「セフレ」は、
「ラブホに入って
すぐセックスして
すぐさよなら」
…が基本でしたが、最近はセフレともご飯を食べたり、たまには
旅行に行ったりといったケースも多くなってきている…???
つまり、
「友だち以上恋人未満≧セフレ」
…なる定理が成立しつつあるわけです。 では、20代・30代・40代・50代…と、世代ごとのセフレ関係の変化は?
ぼくの雑感だと、40代以上の男性は良い意味でも悪い意味でも「セフレ」という関係性をハッキリさせる傾向が強いと思われます。
なので、一度一人の女性を「セフレ」と決めたら、
「セックス以外のことは絶対にしない」
…つまり、ご飯を食べたり旅行に行ったりをご法度とすることによって、相手に
「キミとボクはあくまではセフレなんだよ」
…と明確にアピールするきらいがあるのです。
ところが! 今の30代はそういう明確なアピールを億劫に感じ、またそれ以上に
「彼氏・彼女なる存在は
面倒臭いけど
セックスはしたい。
プラス寂しいときは
ご飯くらい一緒に食べたい」
…と、そういう関係を好む男女が多くなってきている気がします。
さらに、20代(とくに男子)は、
「彼女なる存在は面倒臭いけど
セックスも面倒臭い。
でも寂しいときは
ご飯くらい一緒に食べたい…
ときには寝ながら
イチャイチャくらいはしたい」
…という添い寝層も現出しはじめてきているのではないでしょうか?
これはもう「セフレ」じゃないですね。いわゆる「ソフレ」
というやつですな。
いかがでしょう? 「セフレとの関係性」も時代と共に変化をしている──そして、その変化に柔軟な対応ができる者こそが、
セフレをつくれる人間になれるのです。