Vol.252 「オーラ」の正体 – 新宿歌舞伎町ハプニングバー agreeable アグリーアブル
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Vol.252 「オーラ」の正体

どこぞの恋愛系ネットメディアが「イイ男を捕まえるためのオーラを身につける方法」みたいな記事を配信しており、そこで提唱されている「方法」は

 

・堂々としている

・いつでも目立っている

・自己肯定感が強い

・清潔感のある見た目

 

…の4つでありました。

 

たしかに「オーラを身につける」ための“心がまえ”のホンの一部の一部としては間違っちゃいないのかもしれません。ただ、はたして

「オーラ」とは、この程度の努力で本当に獲得できるようなシロモノなんでしょうか?

 

Goo国語辞典には

 

オーラ=人体から発散される霊的エネルギーのこと

 

…とあります。

 

じつに曖昧な定義です。ぼくは常々「オーラ」ってヤツの正体を成文化……できれば科学的に証明してみたい、なんて大それたことを考えてきました。もしそんなことができたら、それは

下手すりゃノーベル賞クラスの偉業だとも言えますが、とりあえずはこれまでぼくがぼくなりに取り組んできた研究の成果としてたどり着いた「仮説」のいくつかを、今日は聞いてください。

 

まず、ぼくは過去に某わりと有名なジャニーズ系タレントと二人で東横線の急行列車に乗ったことがあります。その彼はマスクをしているだけで、

 

「キミ…電車とか乗るんだ?」

「うん、全然乗るよ」

「まわりにバレたりしないの?」

「全然大丈夫」

 

…と、どこ吹く風といった様子でぼくのとなりに座ってスマホをいじっていたのですがが、ぼくははいつか誰かが騒ぎ出したりはしないか……と、内心ビクビクしておりました。その彼が半端ない「オーラ」をただよわせている……気がしたからです。

 

ところが、周囲の人たちはいっこうにその彼の存在を認知する気配もない…。つまり、ぼくはその彼が著名人であるがゆえ、その彼に「オーラ」という名の…マークのようなものを勝手に付けていただけで、

 

「一般人のなかに混じった著名人」

 

…という事実が、単にその彼の異質感を(ぼくの脳内のみで)よりいっそう際立たせてしまった──そういう

「ある人“だけ”に抱く個人の先入観」が、イコール「オーラの正体」の一つ……なのではないでしょうか。

 

次に、昔『とんねるず』の石橋さんだか木梨さんだかが、なにかのテレビ番組で言っていたんですけど、

 

「芸能人は売れてきたら、

顔がしゅっと

ひとまわり小さくなる」

 

…のだそう。

 

残念ながら、その理由までは明かしてくれませんでしたが、これは

おそらく「美容整形手術でアゴのラインを削りました」とかって話ではなく、あらゆるメディアで普通の人の何十倍も何百倍もの喜怒哀楽を顔面で、わかりやすく表現しなければならない著名人は、売れれば売れるほどにおのずと表情筋が鍛えられ、結果として「顔がしゅっとひとまわり小さく」見えるようになるのではないでしょうか。これもまた「オーラの正体」の一つだとぼくは推測します。

 

そして、なによりも

 

「公私にわたって

不特定多数の人から見られている」

 

…という、ある種の

 

「無根拠ではないナルシシズム」

 

──いわば、

 

全裸で夜道を歩くような

ヒリヒリとした緊張感

 

…こそが「オーラ」を育む、一つの大きな“養分”なのではないでしょうか。

 

そりゃあ、誰しものなかに潜むナルシストな一面が

「無根拠ではない」と自覚することによって肥大してしまったなら…イヤでも美容にだって過敏にならざるを得ないし、必要ならば全身脱毛だって植毛だって厭わないでしょう。

 

こうして「公私にわたって不特定多数の人から見られてしまう職業や立場にある人間」は(内面も含む)あらゆる自分磨きに尋常じゃない時間とお金と労力を費やしながら、知らず知らずのうちに「オーラ」を身に纏(まと)っていくのです。

 

ここ“ハプバー”でも、

 

ドヤ顔のパンツ一丁で

練り歩く男性は、

心なしかオーラを

放っている風にも見えなくはない

 

…ですからね(笑)。