Vol.320 「きのこヘア」はお好き?
とあるメンズヘアサロンを全国展開する会社が、
「女性がダサいと
感じる男性の髪型」
…についてアンケート調査を実施し、その結果をネット上に配信しておりました。とりあえずは、上位にランクインしてしまった
「男性の髪型」を以下に紹介してみましょう。
1位:きのこヘア
2位:ロン毛
3位:ウルフカット
4位:アシンメトリー
5位:短すぎるツーブロック
6位:アイロンを使ったヘアセット
「ロン毛」も「ウルフカット」も「アシンメトリー」も「(短すぎる?)ツーブロック」も、一時期は一世を風靡した、かつての
「トレンディなヘアスタイル」
…ばっかじゃないですか!
「きのこヘア」だってビートルズ全盛期の1960年代には大流行した…らしいし、「アイロンを使ったヘアセット(=パンチパーマのこと?)」だって一部の反社層やヤンキーのあいだでは…いまだ根強い人気を誇っています。
これらすべてがネガティブに捉えられているということは…
もしかすると、
男性の髪型の自由度は
年々幅が狭くなっている
…のかもしれません。
それにしても「きのこヘア」の過半数を超える
拒絶っぷりってえのは、一体どーいうわけなんすかね???
「前髪が重たく
モッサリしている」
…というのがおもな理由らしいけど、ここまで不人気にもかかわらず、バナナマン日村さん・蛍原徹さん・バカリズムさん…など、
お笑い芸人を中心とし、あえてこの髪型をチョイスするヒトは一定数実在します。やはり、見た目の
「瞬間的インパクト」
…という面では群を抜いているってことなのでしょう。
ぼくは、きのこヘアが圧倒的に女性からの支持を得られない
遠因の一つに
「なんとなくの草食系男子感」
…があるんじゃないか…と、にらんでいます。そう! シルエットこそペニスチックなのに(笑)きのこヘアは男性からオスとしての
「色気」
「セクシー」
「ワイルド」
…といった要素を徹底的に奪い取ってしまうのです。
試しに、きのこヘアでキメている男性と一緒に、ここ“ハプバー”で
プレイルームまで移動し、その彼がパンツ一丁で待ちかまえている姿を脳内でイメージしてみてください。
けっこうなギャップ
…でしょ? そういう意味ではロン毛もアシンメトリーも(極端な)ツーブロックも同様で、とどのつまりが
「髪型をつくり込みすぎる」
…というアンナチュラルが、イマドキの多数派女性の
モテ事情──ましてや圧倒的に肉食獣的な男女が集いがちなここ“ハプバー”においてはマッチしないのではないでしょうか?ちなみに、ウルフカットも「つくり込みすぎ」との観点からすれば、決して例外ではありません。
もはや、髪型はアピールではなく、
「容姿やファッションの
トータルバランス」
「清潔感」
「社会性」
…などをフォローするだけのツールとなりつつあるのです。Gジィさんみたく還暦間際にもなると、仮にやりたくても、
きのこヘアなんて毛量的にできるはずもなく、可能な髪型はおのずと「(元)海老蔵坊主」と、その他2つ程度に限定されてしまうのですが…(笑)?