Vol.351 ハプバーで行うヘルス講座(前編) - ハプニングバーagreeable アグリーアブル

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ColumnGジィさんの独り言
 

Vol.351 ハプバーで行うヘルス講座(前編)

今日のテーマはズバリ

 

「ヘルス」

 

…であります! 「ヘルス」と言ってもデリバリーヘルスのことでは決してありません。ここ“ハプバー”でも元気いっぱいに自慢のフィジカルを奔放に躍動させまくっている男女をたまに見かけますが、やっぱ、そーいう全身を駆使してのお楽しみも、あくまで健康であってのこと…。あまり自身の屈強な体力を過信しすぎず、たまには冷静に自己診断くらいはしてみましょうよ…ってなわけで、まあ読んでみてくださいm(__)m

 

じつは最近、ぼく…左手がずっとしびれたまんまなんですよね…(泣)。さすがにちょっぴり心配になってきたので、本コラムにもたびたび登場している友人の現役脳神経外科医の先生に緊急診察をお願いしました。そのときの会話は以下のとおりであります。

 

先生:左手がしびれるって、どのへんが?

 

──ん~、もう全体的に…ですかね?

 

先生:たぶん大丈夫なんじゃないですか〜?

 

──マジすか? そんなあっさりと!? もうおしまい!?

 

先生:うん。もうおしまい

 

──もしかして運動しすぎってケースもあるのでは? ぼく…左利きだから野球のやりすぎ、球の投げすぎ…みたいな。なんせ、ここ数年は週3ペースですから。テニスも月イチはやってるし…。

 

先生:それはあり得るかもね〜。頭に問題があるときは、手の一部だけじゃなくて足にもなんらかの異状が出てくるので。あと、可能性を考えるなら首や肩が凝っているケース。他にもワキの下だとかに集まっているリンパ腺が狭くなってくると、しびれが起きることもありますから。

 

──じゃあ、逆に“危ないしびれ方”って、どんな風なんですか?

 

先生:しびれって、脳的にはそこまで危なくないケースがじつは多いんですよ。「動かない」とか「力が入らない」とか「足が出づらくて歩きにくい」とか「顔の動きがヘン」…とかが、むしろヤバい。もちろん、しびれでも100%大丈夫なわけではないので、そういう症状が出たら気さくに病院でチェックしてもらうのがベターです。

 

──おしまい…ですか???

 

先生:うん。おしまい(笑)。だってGジィさん、ぼくが健康管理のために「あーしろこーしろ」って言っても、どうせ聞かない

でしょ?

 

── ………………。

 

先生:だったら、まずは「自分にとって一番大事なことを見つけてみること」をオススメします。

 

──なんか、どっかの自己啓発セミナーじみてきましたよ?

 

先生:やめてくださいよ〜(笑)! ただね、この考え方って、わりと医学的な立場から見ても理にかなっていたりするんですよ。たとえば「海外旅行にいっぱい行きたい」という目標を持つとしますよね? すると、「煙草や酒をやめる」という曖昧な目標よりも、必然として旅行に堪えうるだけの筋力をつけたり、腰の痛みを取ることのほうが最重要になってくる。要するに「やるべきことに優先順位をつけよう」ってことなんです。「孫ができるまで長生きしたい」という目標の人なら、それこそ煙草も酒もやめるべきだし…。価値観自体は人それぞれなので。そこは個人個人でよく考えましょうってことなんです。

 

──なるほど。ちなみに先生の目標は?

先生:ぼくは50歳になったら海外に移住して、好きなことやって楽しく暮らしたい(笑)。

 

──ってことは、先生の場合、今はなにをすべきなんですか?

 

先生:毎日毎日を楽しく過ごす!

 

──禅問答みたいで、言ってる意味がよくわからないんですけど…?

 

先生:いろんな人と会ったり、美味しいお酒やご飯を食べて、

「昨日より今日はちょっとだけ楽しかったな」と思いながら眠りにつけたらいい。そうすれば、50歳あたりになるとその積み重ねでものすごく楽しい生活が待っていそうじゃないですか。

 

──めっちゃ楽観的ですね。で、医者として健康面で気を使っている点はないんですか?

 

先生:一応、晩ご飯の量は減らしています。

 

──それはなぜ?

 

先生:そりゃ太らないように…決まってるでしょ(笑)。

スタイリッシュなほうが若く見られるし…ね?

 

──つまり、メタボによって損なわれる健康より、言い方は悪いですけど、動機はもっと浅い部分にあるってこと?

 

先生:そういうわけでもないんですけどね(笑)。でもぼく…容姿ってとても大切だと思うんですよ。なんでかっていうと、患者さんって、Gジィさんさんと一緒で基本的に

医者の言うことを聞かないんですよ。「気をつけなさいね」と言っても、「はい、わかりました」だけで全然理解してくれない、耳を貸そうともしない。そして、好きな物を好きなだけ食べて、運動もしないで、最終的には僕のところに救急車で運ばれて

くるわけですよ。そして、こういう人たちを見ていて、「どうしたら、この人たちは言うことを聞いてくれるんだろう?」と真面目に考えたんですよ。

 

──ふ〜ん…先生も先生なりにいろいろ苦悩してるんですね?

 

先生:当たり前じゃないですか〜! で、そこでやってみたのが「外見について注意を促すこと」で、仮に「あなた、5年前は10kgもやせていたんですか? じゃあ、そのころの体重に戻せばきっとモテますよ」と言ってあげたら、次の診察で2kgくらい痩せてきたりするんです(笑)。しかも血液検査の数値まで良くなっちゃって…。人って、医者から「血糖値が高い」と言われても、自分のことだとは認識できないんでしょうね。現状、痛くも痒くもないから。でも、見た目について指摘すれば不思議と気づいちゃうものなんです。

 

──返す言葉もございません…。

 

(※後編に続く)