Vol.372 滝沢カレン論 – ハプバー(ハプニングバー)  agreeable アグリーアブル

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Vol.372 滝沢カレン論

12月17日に、『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』の2022年度バージョンがフジテレビで放送され、モデル兼タレントの滝沢カレンさん(30)が、ゲストとして出演しておりました。

 

今年の7月には、建築関係の仕事に就く一般男性との結婚を発表したものの、以降も人気が翳(かげ)る様子もなく、安定的な頻度でメディア露出なさっている──ということは、もはやA◯Bグループのごとくアイドル的に男性ファンのみから支持されているわけではない、そのキャラクター自体が(男女問わずの)

お茶の間で人気を集めている…ってことなのでしょう。

 

だいぶ昔の話なのですが、カレンさんが、とあるトークバラエティ番組にに出演した際、MCのさまぁ〜ず大竹さんが、

 

「(芸能界の)タメ口ブームのときに敬語の人が出てきた!

真逆の人が出てきたからビックリした」

 

…みたいな発言をなされていたのを、ぼくは今でも鮮明に憶えています。

 

たしかに、芸能界ではローラさんあたりを起点として、大竹さんが言うところの

 

「タメ口ブーム」

 

…もう少々詳細な表現をすれば、

 

「ギャル・ハーフ・ユーチューバー

…など、出目が異色な

若手女性タレントが

タメ口を売りにするブーム」

 

…が、いまだ真っ盛りだったりします。

 

滝沢カレンさんといえば、ウクライナ人の父日本人バレリーナの母とのあいだに生まれたハーフタレントで、ティーン雑誌『セブンティーン』からデビュー。現在は『Oggi』の専属モデルを務めている。正確には『セブンティーン』はギャル誌じゃないんですけど、ちょびっとだけギャルのテイストも匂わせるハーフ女子とくれば、むしろ「タメ口」のほうが、視聴者にとってはしっくりするご時世──なのに、そんななかカレンさんは

(わりと)頑なに「敬語」にこだわり続けています。

 

しかも、その使用する敬語が微妙にヘンで、そのズレの度合いがなかなかに絶妙かつ斬新だったりするのです。

 

ちなみに、カレンさんは日本生まれの日本育ちで、

 

「日本語しかしゃべれない」

 

…んだとか。しかし、そういう種明かしを知っている人なんて、そこまで多くはないハズ…ぼくもこのコラムを執筆するにあたってWikipediaで彼女のことを調べたとき、はじめて知りました。

つまり、

 

「ハーフ」

「ちょいギャル」

 

…といった外見のみのイメージと、普通なら年上の共演者が大半を占めるという状況下ゆえ、使うのが当たり前な「敬語」が、

結果として

 

最高のバランスで

「真逆」のギャップ

 

…を生み出しているのではないでしょうか。そして、狙っていようが天然的な副産物であろうが、生き馬の目を抜く芸能界では、

 

「真逆を行くこと」

 

…が大きなアドバンテージとなるのは間違いないのです。

 

なお、余談ではありますが、ぼくもよほど親しい関係ではないかぎり、他人と話すときは男女、公私、年上年下(もちろん赤ちゃんにも)問わず、たいがいが「敬語」を使います。

 

顔のつくりが濃くて、パッと見チンピラ系のぼくが敬語で丁寧にしゃべると、そこに意外性が生じるからで、このギャップは戦略的にもけっこうな効果をもたらします。例えは古いのですが(笑)、

 

「いつもケンカばかりしている不良が雨のなか、段ボールに捨てられた子犬を抱き上げているシーンを目撃しただけで、いい人に見えてしまう」

 

なので、ここ“ハプバー”でも、いかにもオラオラ系だったり

超ギャル系だったり…と、いかつい外見がアダとなって、なんとなく近寄りがたいオーラを放ちながら、

不本意な結界を張ってしまっているアナタは、「年上を敬う」…などのキレイ事ではなく、「違和感」という観点のみから

一度カレンさんを見習い、「敬語」でとなりのお客さまに接してみてはいかがでしょう?