Vol.376 【ハプバー会話術】モテたいならば「ツッコミ上手」であれ!
新年1月2日に日本テレビ系で放送された
『浜田 大吉 濱家主催
新春ツッコミ芸人総会 2023』
…に『ダウンタウン』のツッコミ役・浜田雅功さんが出演。この日共演していた『博多華丸・大吉』の博多大吉さん・『かまいたち』の濱家隆一さん・『ライセンス』の井本貴史さん・『アインシュタイン』の河井ゆずるさん・『鬼越トマホーク』の金ちゃん・『ミキ』の昴生さん・『ナイツ』の土屋伸之さん・『どりあんず』の堤太輝さん・『マヂカルラブリー』の村上さん・『見取り図』の盛山晋太郎さん・『ニューヨーク』の屋敷裕政さん・『錦鯉』の渡辺隆さんらと、若手芸人の
ツッコミに対する感想や技術論などについて、和やかに意見を交わしておりました。
番組タイトルに「2023」との表記があるので、もしかするともう何度かやっている年始の恒例シリーズなのかもしれませんが、少なくともぼくははじめて観た企画で、
あえて「ツッコミ役」だけに
スポットを当てる
…という、なかなかに斬新な切り口で、とても興味深く拝見させていただきました。
なかでも金言中の金言だったのが、この日の総大将(?)だったハマちゃんの持論。そのおおよその流れは以下のとおりであります。
(進行役の)博多大吉:若手とか後輩を見ていて「このツッコミ(芸人)面白いな」とか(ってありますか)?
浜田:いや、みんな上手いですって。
(続けて)ただぁ…「ワンテンポ遅い」とか「ここ語尾聞かんでもいけ!」とか、そんなんは見たときにちょっと感じます。やり方がどうこうじゃなしに、タイミング・間(ま)だけは見てしまう。
──後輩芸人ら、いっせいに感嘆の声
濱家:ツッコミ芸人総会一番の見どころですね!
お笑い芸人さんはもちろんのこと、我々“ハプバー”マニアの会話術にも充分に活かせる珠玉のアドバイスではないか…と、ついつい唸ってしまいました。
同時に、一朝一夕では修正が不可能な、一種の天賦の才を要する、高い難易度のアドバイスだとも思いました。
ハマちゃんが指摘するところの
「タイミング・間(ま)」
…というのは、とどのつまりが、個々が体内に有する
「リズム感」
…のことです。ただ、このリズム感を支える人間…いや、動物の
バイブスみたいなものは、訓練次第でかなりの部分まで鍛え上げることはできるものの、日常のコミュニケーションでも相当に
意識し続けていなければ、そう簡単に変えることはできません。逆に言えば、上手にできるヒトはなんの努力も無しにあっさりとできちゃったりもするもの…。
ぼくが所属している草野球チームのチームメイトの一人にツッコミ役を担当するお笑い芸人さんがいます。
そして、たとえばぼくが野球チームの納会とかで挨拶などのトークをする際、「ツッコミのプロ」である彼が適度なタイミングでツッコミを入れてくれると、すごく気持ちよく、流暢に
しゃべることができるのです。
ツッコミとは、極論すれば
「相手に対する思いやり」
…だとGジィさんは考えます。なので、
「なんでやねん!」
「なにそれ!?」
「ええかげんにせいや!」
…のどれでもかまいません。ツッコミの基本の基とされる一言を、まずはここ『アグリーアブル』のカウンター席で繰り広げられる会話でタイトに入れる練習をすれば、あなたの思いやりを伝える術も、よりいっそう研ぎ澄まされていくのではないでしょうか。
はい、今回はチョットいい話…でしたね(笑)?