Vol.398 「適当」と「几帳面」の矛盾について
唐突ですが、つい先日、深夜に放送された『出川一茂ホラン☆フシギの会』(テレビ朝日系)に出演していた
キャスター兼タレントのホラン千秋さん(34)が、こんな興味深い発言をなされておりました。
【あらまし】
この日は、ホランさんが自身のブログに掲載した「赤飯卵かけごはん」を巡ってトークを展開。ホランさんが自身のインスタに投稿している手作り弁当がテキトーすぎて「映えなさすぎる」と、昨年ネットで話題になったことも引き合いに出しつつ…。
ホラン千秋さん:(食べ物の見た目なんか)最後はみんな同じになるんだから。
(共演者の)長嶋一茂さん:大丈夫かな、ホランちゃん……。心配になってきた俺。今年も大丈夫?
ホランさん:今年も大丈夫って、なに?(と、キレ気味に)
長嶋一茂さん:いや、いい男性が現れてほしいなって……。
ホランさん:別に私の人生は男で決まらないの。どうだっていいのよ!(と、おせっかいを一蹴)
世間一般に蔓延る既定路線のようなものを一気に吹き飛ばす、凄まじいまでに清々しい、見事な切り返しではありませんか!
ぼくGジィさんも、
「自分が美味しいと
感じる料理なら
映える・映えないは
どーでもいい派」
…であって、こういう
「味のみに特化した
外見にこだわらない料理」
…をつくってくれたり、「美味しい!」と喜んでくれるたぐいの「テキトーさ」を良しとする女性は、けっこうタイプ
だったりします。
いっぽうで去年の9月ごろ──ホランさんは、とあるトークバラエティ番組にゲスト出演した際、「彼氏に求める条件」を
27項目
…もブチあげ、MCだった『EXIT』の兼近さんからは
「めんどくさ!
大前提としてイヤですね」
…と、『霜降り明星』のせいやさんからは
「センター試験なら
飛ばしてる問題」
…と、ツッコまれるほどに、周囲をドン引きさせてもいました。
「適当なんだか
几帳面なんだか…?」
…と、その矛盾的な言動を批判する声もあるでしょう。
しかし、ぼくはこれら一連の
「ホラン語録」
…には、辻褄が合わない部分なんぞ一切無く、キチンと一本スジが通った──むしろ淀みない整合性に満ち溢れたロジックだと
断言できるのです。
「別に私の人生は男で決まらない」
「どうだっていい」
…からこそ、彼女は27項目もの「条件」を掲げ、頂上が雲で隠れてしまうくらいの高い山を乗り越えてきた
自分が譲歩しなくて済む男性
…にだけ
素のテキトーな自分
…をプレゼンテーションしたいのではないでしょうか?
少なくともぼくは、せめてあと20歳…いや、15歳若ければ…そして、ホランさんと顔見知りになれるポジションや職業に居たならば…さらには、万が一…いや、億が一の確率でここ『アグリーアブル』にホラン千秋さんが現れたとしたら…頑張ってその途方もなく険しい登山に、ぜひトライしてみたいものであります!
顔立ちだってダントツに美しいですしね…?