Vol.409 【ハプバーとマナー】「デート代は男性が奢るべきか否か」論争について(後編)
とある20代のセクシー女優さんが
自身のYouTube動画で配信した
「女性はデートのために準備して洋服、メイク、美容代などにそれなりの投資をしているのだから、せめてデート代は男性側が払ってほしい」
…といった持論を皮切りに、昨今インターネット上を賑わせている
「デート代は男が奢る・奢らない」論争
…に決着をつける、(少なくとも)Gジィさんの胸の内では
ストンと落ちた、完璧なロジックを発見しました。その
「完璧なロジック」
…を、我々迷える子羊たちに授けてくださったのは
若干29歳の娘さん──YouTuberのてんちむさんでありました。とりあえずは、彼女が自身のYouTubeチャンネルで奉じた、その素晴らしい詔(みことのり)を拝聴(拝見? 拝読?)させていただきましょう!
「男の人に奢ってもらうこともあれば、普通に自分が奢ることもあって。そこに関してはマジで気にしてなくて。20万とか30万なら話は変わってくるけど、自分の感覚でいえば、数万円くらいお金持ってるほうが払えばよくねって思う」
「せっかくのご飯っていう楽しい時間があって。そこで(会計のため)最後にモヤモヤするのってイヤじゃん?」
「終わり良ければ、すべて良し…みたいな」
「まったくもってそのとおり!」
…だと思いました。「20万とか30万なら話は変わってくる」「数万円くらい〜」…という金銭感覚も(たぶん)そこまで世間一般と
ズレていない気がしますし…。まさに一言一句違(たが)いなく、Gジィさんがず〜っと主張したかったことを代弁してくださった様相なのであります。
「代弁」とか偉そうなこと言ってるけど、
「ホントにアンタは
ず〜っと主張したかったのか?」
…なんて無粋なツッコミはしないでください。
前出一連の発言をGジィさんのようなアラカン男子がしても、
「なに言ってんだ!
このおっさんは!?」
…ってことになりかねません。20代の女性が口にしてくれたことに大きな意味があるのです。
ただ、「現金払い」しかできないお店だと
「今、財布の中に
いくら入っている?」
…と、比較的おたがいに「どっちが(現金を)多く持ってるほうなのか?」の確認は取りやすいけど、
これが仮に「クレジットカード可」とかの店なら、話は少々ややこしくなってきます。
「どっちが(収入が)多いほうなのか?」
…は、会話の端々やチョイスされたお店のランクやそこでの立ち振る舞いやファッションや、たまたまチラ見した財布の中に差し込まれているクレジットカードの金だとかプラチナだとか黒だとかの色…からしか判別できないからです。
だから、ぼくは50代を過ぎたころから…
逆に、できるだけ早く
「等身大の自分」
…を相手に正確なかたちで伝えることができるよう、「会話」でも「チョイスするお店」でも「ファッション」でも、なるべく
「見栄を張らない」
…ように努めてきました。
「こんなGジィさんがダメなら
とっとと見切りを
つけてくれたほうが
コッチも助かりますよ」
…と。
こうしたうえで、ぼくのほうが「たくさんお金を持ってそう」ならぼくが奢る。女性のほうが「たくさんお金を持ってそう」で、しかもその相手が割り勘、もしくは「アタシが奢ります」と提案してきたら…躊躇なく払ってもらう。たとえ相手が下手すりゃ
孫レベルの20代女性であっても…です。
大切なのは
「デート代は◯◯すべき」
…と決めつけないこと──培っていくべきなのは、そんな頑なな価値観ではなく、その都度その都度の臨機応変をよりスムーズにする観察力なのではないでしょうか。
もちろん、ここ“ハプバー”でも「よりディープな関係へのお誘い」は、必ず男性側がするもの…なんて風に決めつけてはいけません。そういう些細な段取りにごだわりすぎたがため、
せっかくの絶好のチャンスをみずみす逃してしまうことだって、十分にあり得るのです。
…ってなわけで、「デート代は男が奢る・奢らない」問題は、今日でおしまい!
てんちむさん、心の底からありがとうございましたm(__)m