Vol.413 マスクが人類に果たした役割
とある夕刊紙が運営するWEBメディアが
『3.13「マスク個人判断」で
モテ期が終わる?
継続派「トラブル回避」とは
別の意外な本音』
…なる、なにやら匂わせぶりなタイトルの記事を
配信しておりました。
きたる3月13日には、いよいよ「マスク着用」が
「個人の判断」
…となります。しかし、とある女性向けのシンクタンク系WEBメディアが先日発表した「職場でのマスク着用に関するアンケート調査」
(※回答者:女性522人)によると、
「職場では(解禁日以降も)
マスクを着用すべき!」
…と答えた人は、じつに32.2%にものぼったといいます。もちろん、
「『着用すべき』と統一したほうが
(賛成派と反対派の)無駄な
トラブルを回避できる」
…といった、いかにも日本人的(?)な意見が
「継続派」のメインを占めていることに間違いありません。
ただ、この約3人に一人の割合で実在する「続マスク」の姿勢を貫く層には…以下のような、また
「別の違った本音」
…が見え隠れしている…のだそう。
「マスクをしていると<真栄田郷敦さんに似ているかも>って言われることがあって、モテモテだったんですけど、マスクを外すと、ガッカリしたような顔をされる。もう慣れましたが(笑)。なので、もうしばらくはマスクをしたままモテ男の気分を味わいたい」(和也さん=仮名/家電量販店勤務)
「もともと持病がある人は “解禁” になっても着用するでしょうが、そうでなくても<しばらくマスクは外さない>と言う中高年女性は多い。マスクをしていると<5歳は若見えする>ってもっぱらですからね。一方で、コロナ禍の間にプチ整形した人は(逆に)<マスクを取って見せびらかしたい>とか、脱マスクの前に<ヒアルロン酸を注入しておこう>なんて人も結構いますよ」(某女性誌編集者)
「コロナ禍で総マスク状態になった当初、街行く女性が<皆、可愛く見えるようになった>なんて不謹慎なことを言う男性もいました。それにマスクをしていると気が大きくなるのか<積極的に女性に声をかけられるようになった>なんて “武勇伝” も。相手がマスクをしていると<取った顔が見たい>という欲求も高まるようですし、マスク着用が “恋愛市場” に与えた影響は少なからずあると思いますね」(男女問題に詳しいライター氏)
たしかに、
「容姿のジャッジ」
…という観点において、このたびの新型コロナショックは
恋愛市場に少なからず…どころか劇的な影響を与えたと言ってよいでしょう。いくら
「ビジュアルよりハート!」
…とルッキズムを否定したところで、「恋愛」とは…あと、
ここ“ハプバー”での出会いもしょせん、まずはある程度「外見」から入らなければ、なにもはじまらないからです。
常に恋に恋する、生粋の「女性好き」である
ワタクシGジィさんも…
「コロナ禍による
総マスク状態の昨今は、
街行く女性が皆、
可愛く見えるようになった」
…なんて不謹慎な雑感は、確実に抱いています。その確率をざっくりとしたどんぶり勘定で弾き出してみると…じつに
「8割以上の女性が
可愛く見える!」
そして、「可愛く見えた初見の女性」が、たとえば
『アグリーアブル』のカウンター席で、
ふとした拍子にマスクを外すようなことになれば、思わず胸が
「ドキッ!」
…と高鳴ってしまいます。もはやパンチラやブラチラの
「チラリズム」
…も匹敵しうる、超ラッキーな瞬間ではありませんか!
我々人類は…とくに日本人は、この3年強にわたるコロナ禍において、新たに
「隠すこと」
…が常態となっていたパーツ(=鼻から下)を「チラリ」できる喜びと、それらをシミュレーションする想像力(=妄想力?)を得たのではないでしょうか。
さらに付け加えると、マスク着用のまま会話を交わす相手(※いまだ、知人のなかでもマスクを外した顔を見たことがない人は、けっこういます)の人格を、容姿に頼らず地道に洞察する──それこそルッキズムとは相反する持久力をも身につけたのではないでしょうか。
こうポジティブに考えたら、新型コロナウイルスに振り回され続けてきた、つらかった日々も……ほんのちょっとくらいは報われるのかもしれませんね?