Vol.419 脳のお話(ナルシスト編) - ハプニングバーagreeable アグリーアブル

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ColumnGジィさんの独り言
 

Vol.419 脳のお話(ナルシスト編)

じつはGジィさん…最近、

 

「左手がずっと

しびれたまんま」

 

…なんですよ…(泣)。もしかして頭のビョーキ!????

 

ってなわけで、友だちの現役脳神経外科医の先生に、

緊急診察をお願いしたところ…?

 

先生:左手がしびれるって、どのへんが?

 

──ん~、もう全体的に…。

 

先生:たぶん大丈夫なんじゃないですかー?

 

──マジすか? そんなあっさりと!? もしかして運動しすぎってケースもあるのでは? ボク、左利きだから野球のやりすぎ、球の投げすぎ…みたいな。なんせ、ここ数年は週3ペースですから。テニスも月イチはやってるし…。

 

先生:それはあり得るかも。頭に問題があるときは、手の一部だけじゃなくて足にもなんらかの異状が出てくるので。あと、可能性を考えるなら首や肩が凝っているケース。他にもワキの下だとかに集まっているリンパ腺が狭くなってくると、しびれが起きることもありますから。

 

 ──じゃあ、逆に

 

「危ないしびれ方」

 

…って、どんな風?

 

先生:しびれって、脳的にはそこまで危なくないケースがじつは多いんですよ。「動かない」とか「力が入らない」とか「足が出づらくて歩きにくい」とか「顔の動きがヘン」とかが、むしろヤバい。もちろん(しびれでも)100%大丈夫なわけではないので、そういう症状が出たら気さくに病院でチェックしてもらうのがベターです。

 

──おしまいですか?

 

先生:おしまい(笑)。だってGジィさんさん、僕が健康管理のために「あーしろこーしろ」って言っても、

どうせ聞かないでしょ?

 

 ── ………………。

 

先生:だったら、まずは

 

「自分にとって

一番大事なことを

見つけてみること」

 

…をオススメします。

 

──なんか、どっかの

 

「自己啓発セミナー」

 

…じみてきましたよ?

 

先生:そう(笑)? ただね、この考え方って、わりと医学的な立場から見ても理にかなっていたりするんですよ。たとえば

「海外旅行にいっぱい行きたい」という目標を持つとしますよね? すると、煙草や酒をやめることより、必然として旅行に堪えうるだけの筋力をつけたり、腰の痛みを取ることのほうが最重要になってくる。要するに、

 

「やるべきことに

優先順位をつけよう」

 

…ってことなんです。

「孫ができるまで長生きしたい」という目標の人なら、それこそ煙草も酒もやめるべきだし。

 

価値観自体は人それぞれなので。そこは個人個人でよく

考えましょうってことなんです。

 

──なるほど。ちなみに先生の目標は?

 

先生:僕は50歳になったら海外に移住して、好きなことやって楽しく暮らしたい(笑)。

 

──ってことは、先生の場合、今はなにをすべきなんですか?

 

先生:毎日毎日を楽しく過ごす!

 

──言ってる意味が

 

「禅問答」

 

…みたいで、よくわからないんですけど?

 

先生:いろんな人と会ったり、美味しいお酒やご飯を食べて、

 

「昨日より今日は

ちょっと楽しかったな」

 

…と思いながら眠りにつけたらいい。そうすれば、50歳あたりになるとその積み重ねで、ものすごく楽しい生活が

待っていそうじゃないですか。

 

──むっちゃ楽観的ですね。で、医者として健康面で気を使っている点は?

 

先生:夕食の量を減らしています。

 

──それはなぜ?

 

先生:そりゃ太らないように…でしょ。

スタイリッシュなほうが若く見られるし。

 

──つまり、メタボによって損なわれる健康より、言い方は悪いですけど、動機はもっと

 

「浅い部分」

 

…にある?

 

先生:そういうわけでもないんですけどね(笑)。でも僕、

容姿ってとても大切だと思うんですよ。なんでかっていうと、患者さんって、Gジィさんと一緒で基本的に

医者の言うことを聞かないんですよ。「気をつけなさいね」と言っても、「はい、わかりました」だけで全然理解してくれない、耳を貸そうともしない。

 

で、好きな物を好きなだけ食べて、運動もしないで、最終的には

 

僕のところに

救急車で運ばれてくる

 

…わけですよ。そして、こういう人たちを見ていて、「どうしたら、この人たちは言うことを聞いてくれるんだろう?」と真面目に考えたんですよ。

そこでやってみたのが

「外見について注意を促すこと」で、仮に

 

「あなた、5年前は10kgもやせていたんですか? じゃあ、そのころの体重に戻せばきっとモテますよ」

 

…と言ってあげたら、次の診察で2kgくらい痩せてきたりするんです。しかも血液検査の数値まで良くなっちゃって…。

 

人って、医者から「血糖値が高い」と言われても、自分のことだとは認識できないんでしょうね。現状、痛くも痒くもないから。でも、見た目について指摘すれば不思議と気づいちゃう

ものなんです(笑)。

 

──返す言葉もございません…。

 

先生:女性の寿命は男性より長い」って

よく言われるじゃないですか。それって、女性のほうが男性よりマメに鏡を見て、自分の顔や体型をきちんとチェックしているから…っていうのもあるのでは、と思うんです。

そこで自分の異変に外見から気づくんです。 だから、案外

 

「ナルシストで

あることは

長生きの秘訣」

 

…なのかもしれない。今の若い男の子なんて、けっこう健康的っぽいですしね。ナルシストがエスカレートし、無理な絶食とか…

極端に走ってしまえば、もちろんダメなんですけど。