Vol.472 ハプバーでの社交辞令?「モテそうですよね」は要注意…なのか!?
とある老舗系女性ファッション誌が
運営するWEBメディアが、
『異性からの
「モテそうだよね」は
脈アリ? 脈ナシ?
男子100人の本音』
…なる、なかなかに興味をそそられるタイトルの記事を配信しておりました。20〜30代の男性100名を対象に『女性に対する&女性からの「モテそうだよね」というセリフってぶっちゃけどうなの?』についてアンケート調査を行い、その結果をあれこれと分析する内容であり、
とりあえず
Q.女性に「モテそうだよね」と言われたらどう思う?
…といった質問から導き出された「男子100人」の回答は以下のとおりでありました。
・自分のことをほぼ好きだろうなと思う 5%
・自分のことを好きな確率はまあまああるなと思う 34%
・特に何も思わない 41%
・「私は好みじゃないけど…みたいに思っていそう」などと、
つい裏読みしてしまう 20%
ところで、過去にこんなことがあったのですが、
まあ聞いてください。
Gジィさんを含む男子二人と女子一人の計三人での、とある飲みの席──その彼女はぼくに向かって何度も
「Gジィさんさんって
超モテそう!」
…と連発します。もちろん、ぼくだって悪い気はしません。
むしろ、その場では有頂天になっていたと言ってもよいでしょう。
だけど、その数ヶ月後──そこに居合わせたぼくの友人男子と彼女は、なんと! 恋仲になっておりました…とさ。
おそらく彼女にとって、ぼくは単なるかませ犬のような存在にすぎず、ぼくを「モテそう」と(不自然なくらいに)称賛することによって、その友人男子にジェラシー的な感情を抱かせようと目論んでいたのではないでしょうか?
しかも、コレに似た経験を味わったことは一度や二度ではありません。けっこう何度もあったようなおぼえがあります。
ぼくが男女混合の飲み会に参加する際は、
得てしてぼくだけが突出して年輩であるケースが多いのだけれど、そういうときは取り急ぎ
「モテそうですね」
…と、「ちょいワルおやじ」風の
「都合がいいおじ(い)さん」認定
…しておいて、恋愛対象からは蚊帳の外に弾き出してしまうのが、手っ取り早いってことなんでしょう。
したがって、ぼくは
「モテそうですね」
…と女子から褒め殺されたとしても、前出のアンケート調査では40%近くも実在する20〜30代男子のごとく
「脈アリ!?」
…と、即断できるほど無邪気な感覚には、もはやなれません。
「そこには必ず
なんらかの裏がある!」
…と、ついネガティブな思考へと到ってしまうのです。
では逆に、女子に対して
「モテそうだよね」
…と、お声掛けするとき、我々男子はどのような想いを込めているのでしょうか?
前出のアンケート調査では「ほぼ好き」と
「好きなことが多い」の総数は約27%!
Gジィさんだったらどうでしょう?
「むしろタイプではないときに言う」
…と、答えた男子も13%実在しましたが、たしかに
「アナタはいかにも“モテそう”だから、
ボクの手には追えません
→だからどうぞご自由に、
ボクの目が届かないところで
恋愛に精進してください」
…といったメッセージをさり気なく匂わせる効果も(非常にわかりづらいなりに)この「モテそう」には期待できるの
かもしれません。
ただ、ぼくは「モテそう」な女子と深いお付き合いをして、その一挙手一投足にいちいちヤキモキしながらも、表面的にはアダルトに鷹揚な態度を貫く、ある種の
「痩せ我慢」
…の美学が決して嫌いじゃないので、「モテそう」な女子を眼中から外すなんてことは決してなく、
そんな女子には惜しみなく
「モテそうだよね」
…と攻撃的なジャブを小刻みに浴びせるのです。
ましてや、コレがストレート・アヘッドなやりとりを良しとする“ハプバー”だったら、たいがいの男女が発する
「モテそうだよね」
…は、シンプルに。より親密な関係を築くための
口説き文句の一つとして解釈しても、
かまわないのではないでしょうか。