Vol.605 イチロー氏から学ぶハプバーのルーティン化
去年末ごろ──
マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクターの
イチロー氏が率いる『イチロー選抜KOBE CHIBEN』と
高校野球女子選抜チームが去年末に
東京ドームでエキシビジョンマッチを開催──
その終了後、女子高生選手全員を前に、
約55分にわたるミーティングを行い、
とってもタメになるお話をされた…らしい。
そんなことが書かれた記事を今さらながら、
発見してしまいました(^^;;!
とりあえずは、その一部を以下に抜粋してみましょう。
(ミーティング中、某女子高生選手から)「自分自身のことで凄いと思っているところは?」と質問され)「それは他人に決めてほしいな。僕ってこんなに凄いんだよって言ったら、おかしいでしょ?」(苦笑)
(続けて)「(ただ)凄いのかどうかはわからないけど…信じたことを続けられる能力はある。退屈にならない。ずーっと同じことをできる。それは僕のとりえではあります」
「それをけっこうできない人も多い。とくにMLBの選手を見ていると、できない人のほうが圧倒的に多い。それを続けていけばいいのになぁ、と思うことがたくさんあります」
「結果が出ないからと言って、すぐそれまでやっていた動きをとめてしまったら、(たまたま)結果が出たとしても、それって縁起担ぎみたいなものだからさ。すぐになくなってしまうと思う。正解か不正解か、答えにたどりつくまで続けてみないとわからない」
「(たとえば)同じものを毎日食べ続けていると、わずかな違いに気付くようになる。同じメニューなのに味が違う。作っている人が違うのかなって。小さい違いに気付ける感覚を持ってほしい。
(野球が)上手くなろうと思ったら、それはすごく大事」
また、講義終了後──
サインを求めてきた女子高生選手から、
「今でも
毎日カレーを
食べていらっしゃる
のですか?」
…と質問された際、イチロー氏は
「それを話しはじめると長くなる!」
…と前置きしながら、こう答えた…のだそう。
「ホームゲームで家にいたときだけだから。1シーズン162試合のうち半分だからMAX81回になるけど、そこまでは食べていない。
ビジターのときはハンバーガーとか食べていたよ」
かの「イチロー毎朝カレー伝説」は、
残念なことに(?)ご本人みずからの口から
「365日ではない!」
…と、真相が明かされてしまったわけですが、いずれにせよ
「尋常じゃない頻度で
カレーばっか食べていた」
「極力、毎日食べるように
していた(っぽい)?」
…ってことに変わりはありません。
素晴らしい!
なんて珠玉めいたお言葉であることよ!!
「退屈にならず、ずっと同じことをできるのが
僕のとりえではあります」
「同じものを毎日食べ続けていると、わずかな違いに気付くようになる。そのはすごく大事」
たしかに「これができる人」は強い!
そして、イチロー氏が指摘するとおり
「それができない人」は案外多い。
じゃあ、ぼくはどうなのか?
ぼく…Gジィさんはわりとできるタイプだったりする。
朝はほぼ毎日、
『喫茶室ルノ◯ール』
…の濃さは随一のブレンドコーヒーに
砂糖小さじ半分とフレッシュ(※←関西弁)を入れて飲む。
年末年始と地方出張の日以外は(もはや土日祝日も)
必ず通っているので、少なく見積もっても330日くらい?
「イチロー氏のカレー」よりも回数では勝っています。
だから、コーヒーを淹れる店員さんが
いつものヒトと違えばもちろんのこと、
すぐ味だけでわかります。
「それがなんの役に
立つんですか?」
…と問われれば、
「とくに…」
…と返すしかないんですけど(笑)、
少なくともここ『アグリーアブル』のブログに
一日一本寄稿しているコラムのネタには困りません。
たとえ執筆直前まで一切のアイディアが
頭に浮かんでこなくとも、
ル◯アールの丸いカウンター席の一番端っこに座って、
煙草を一本吸いながら…いつもの
「激苦(にが)コーヒー」
…を味わいながらボーッとしてたら…
不思議とどーにかなってしまうのであります。
こうしたルーティンが…
はたしてイチロー氏が申すところの
「カレー効果(?)」
…と同質のものなのか──
(ちょっとだけ異なるような気もしますがw)
「安打製造機」だけではない
「名言製造機」
…との呼び名も高いイチロー氏の
ありがたい教えのおかげで、
ぼくの一見「無駄」としか思えない
「ルノア◯ルのコーヒー代」
…も、わりと意義がある投資だと、
(強引に)解釈できてしまうのでありました。
感謝!!!!!
あと、このイチロー格言──“ハプバー”でも
決して例外じゃありませんから!
常連になればなるほど…
すなわち“ハプバー”通いをルーティンにすればするほど、
「ハプニング」
…という名の「その日その日の店内の空気」の
差異が俯瞰的に捉えられるようになり…よりいっそう
「突発的な出来事に
柔軟な姿勢で
対応できる」
…ようにもなり、ひいては新鮮さだけで終始してしまいがちな
「ハプバーでの色事」
…にも、もっと深みのは間違いありません。
ところで、前述した「名言製造機」ってえのは…
「ダメな落語家の
大喜利のリアクション」
…っぽくて、やや調子が悪かったですね(苦笑)。
もしかすると、このコラムにかぎっては、
出張先の『ル◯アール』じゃない
喫茶店(※←全席禁煙)で
書いているから…なのでしょうか???